愛なんて知らない Ⅲ











「陰は盾となり

光の矢を消せッ」




千里はそう命じるが・・・

もう遅い






光の矢は陰の盾が出来る前に

凄い速さで千里のうでを貫いた






「ッ!!」





矢に貫かれたうでからは血が出る







「貴方は弱い・・・・

私を殺したいのなら、強くなりなさい」




私は千里に近づくとそう言った






「俺に近づくなッ」



千里はうでをかばいながら

私を睨む