愛なんて知らない Ⅲ











「ふーん」







《月は闇、太陽は光

光には闇が、闇には光が必要不可欠


あの子を・・・・燐を

殺さないで・・・・傷つけないでください》






私は驚いて月を見る







「太陽と言ってる事が正反対だよ?」







《私から言えることはもうありません》








「そう・・・・

私はもう帰ってもいい?」







《はい》