愛なんて知らない Ⅲ










「それじゃあ、行こうか」



私は窓に立ちそう言った





『うん』



幼い私がカーテンを開け窓を開けた

強い風が吹いた



ワンピースが揺れる




「・・・・」





「愛美!!」


楓が部屋に飛び込んできた





「楓・・・・」





「何して・・・・るんだ?」



恐る恐る楓が聞く






「やっぱりダメなんだよ」


私は無表情で言う