それが恋だと知ったから。

普段からは考えられない静かな教室。



彼の声を聞くには、
十分すぎて。



とても聞こえないでは済まされない。



「……私は好きになりません。」



私の言葉を聞いたみんなは、
ホッとしている人もいれば、
信じられない。と言ってる人もいる。



「私は嫌いです。あなたみたいな人。」



私の言葉に彼は、



「上等。」



そう言って笑った。