「あーあれか?実は体脂肪率が30%あるとかか」 「……………………」 「三日前のまんじゅうを未だにとっといてる事か?」 「……………………」 「実は…」 ―ガシッ 「…っ!?」 「…ムカツク…お前見てると苛々するんだよ…」 あたしの手首を掴んで、ベンチに押し倒された。あたしを覆うように、灰の体が上にある。 「…何して………灰…?」 灰の顔が恐い。怒ってんのか…? 「………………………」 灰の顔が近付いてくる。灰は男だ。力は圧倒的に灰の方が強い。 くそっ…動かねぇ…。