刑事の秘めごと~仮面編~

《灰努side》


「伊藤先生、こちらにいらしたのね」

「え?は、はい…保健医ですからね。坂木先生はどうしてこちらに?」

「もうっ…分かってるくせに…」

「えっ…ちょっ………」


―ガタンッ

保健室のベッドに押し倒された。これが今日で42回目。勿論、毎回女は違うけど。


「…困ります。出て行って下さい、坂木先生」

「藤子でいいって言ってるじゃないですか」


坂木先生はさらに俺をベッドに押し倒す。


坂木先生の手が、少しずつ下に下がっていく。


ど、どんなプレイだよ!!!
俺はMか!?


「先生!!」

「あんっ!!痛くしないで…」


手を掴むと、坂木先生はいやらしい声を出した。


「はぁ…」


疲れる。こんな女に欲情しない。こいつ…絶対ヤリ慣れてんだろ…。