「目立ちたい、自分は特別だと考えている人間のする事だ…」


凍海が目を閉じながら呟いた。


「ならまた殺人が起きる可能性がありますね…」


ミノの言う通りだ。わざわざ自分の危険を犯してまでメッセージをこうして残す奴はまだまだ殺人を犯す。

「…あぁ…全く、イカレ野郎共が増えていく一方だな日本は」

「あたし等が検挙してやればいいだけだろ」


灰はギロッと睨んできたが、それに反応せずシカトした。


「さてと…今回の任務は殺人事件の犯人逮捕!!凍海は此処に残って分析と被害者と関わりのある人間の割り出し!枝真、灰努、ミノは聞き込みだ!各自身を引き締めて取り掛かるように!」


「「「「はい!!」」」」


椅子にかかる上着を手に、あたし、灰、ミノの三人は部屋を飛び出した。