キーンコーン〜〜♪



全ての授業が終わり、急いで帰る用意をした。



「そんなに急いでどっか行くの?」


カナーが不思議そうに聞いてきた。


「そうなの!」



「へ〜…いってらー♪」


「うん!またねっ」



急いで階段を駆け降りてローファーに履き替え、お兄ちゃんが居る木陰へと向かった。



(まだ来てないかな?)



ルンルン気分な私。


だけどそこには



お兄ちゃんと






もう一人、誰かが居た