*守りたい*




席に着くと前の席の田中壱が話しかけてきた。


「おはよう♪
転校2日目から遅刻なんて大胆だね?
鈴ちゃんは。」


こいつ…地味に嫌みだ…


『おはよう。
遅刻位は誰でもするでしょ?
田中壱は遅刻したことないのか?
それに、隣の席の奴は学校に来てもないんだよ?』


「あははは…
初めての長文来たね。」


こいつ、ムカつく。


私はさっと立ち上がると教室を飛び出した。