*守りたい*





「女の子にも手を上げるなんてさいやくだね。
仮にも男だろ?
やって良いことと、やっては駄目な事ぐらいわからないのかよっと。」


バキッ



殴りかかって来た男は簡単にもう1人の男の力によって吹っ飛ばされた。



「ねぇ…君、大丈夫?
もう怖くないよ!」


…怖くはなかったよ?


私は鞄からiPodを取り出して文字を入力する。


助けてくれた男は不思議そうに見ている。


『助けてくれてありがとうごさいました。
それでゎ私はこれで帰ります。』


最後にぺこりとお辞儀をして歩き始めた。