見学を始めて数分たった頃だと思う…



ひとりの男がこっちに向かってきた。



「おいおい、嬢ちゃんも青火〈セイカ〉の関係者かぁ?」



唐突にそんな事を聞く。


…と言うより青火ってなに?


私は首を横に振った。


「そっかぁ…
喧嘩なんて怖いよねぇ~…
…それより、君…
可愛いねぇ♪
何歳?」



急に男が肩に手を回した。


キモチワルイ。


そぉ思ったけど無視してまたキャンディを大量に口へ放り込む。


男は何を思ったか知らないけど、どんどん身体を密着させてきた。