*守りたい*





じーと隣の机を観察してみた。


「ねぇ…君、どうしてずっと隣の机見てるの?」


急に前の席の男が話しかけてきた。



『どうして空席なのかなっと思って。』



「…うーん。
いつもの事だから大丈夫だよ!
それより、君の名前は?」



ふーん。


休んでるんだぁ…


『橘鈴。あなたは?』


「俺?田中壱〈タカナイチ〉だよ。」


…と言うか、早く帰りたいな。


『あの…よろしいですか?田中壱さん。
もう、帰っても良いですか?』


「は?」


…と言われても…


帰りたくなったから帰るだけだよ?