そう聞かれても… 私は戸惑いつつも持っていたiPodを取り出して文字を打ち込んで浬威様に見せた。 『私は浬威様のモノです。 浬威様が私に目的を下さいました。 だから浬威様が居て、私の世界は成立しています。 浬威様こそが私の存在理由です。』 見せると、浬威様はクスクス笑い始めた。 「ほんとに鈴は面白いな。 だからこそ鈴は好きだよ。 …さてと、仕事だよ。」