「そんなことない、雰囲気が、違うもん。他のホストとは。なんかね?キラキラしてる」
「冗談」
「冗談なんかじゃない。だからみんな、怜毅に惚れちゃう。叶わないって分かりながら、怜毅に恋しちゃう」
留菜は「はぁ…」ってため息をついて、こっちを向いた。
「留菜は、歌舞伎町の王子様を愛してる」
満遍の笑みの告白に、俺は少し焦る。
「だから、怜毅に幸せになって欲しいの。…ねぇ、怜毅?留菜は貴方の隣に居たいなんて言わない。だけど、隣じゃなくていいから、留菜に会ってね?」
そう言い終わったと同時に、留菜は玄関に早歩きで向かった。
「そういえば…この部屋、雰囲気変わったね」


