「俺と付き合ってよ」 ピカピカなサッカーボールの後に、無造作に投げられたその言葉。 「……澪汰」 あたしはさっきまで思考停止してた頭の中で 一生懸命考えた。 美由のことと、あたしの気持ちのこと。 考えても答えは全然出ないから どうしていいかわからなくて俯く。 そしたらサッカーボールにでっかく 【零花のことすげー好き】 って書いてあった。 あたしのだいっきらいな単語を、名詞を、好きって書いてくれてた。 鼻がツーンってして 涙がぽろぽろ流れた。 「ありがと」