堪えらんないよ。 自分でも意味分かんないけど。 「泣いてもいい?」 「どうぞ」 そんな優しい声が車内に響くと あたしの涙は溢れだした。 涙をおさえてたストッパーが壊れて 躊躇することなく流れた。 「ヒック……ヒック…へ……」 嫌いなはずのタバコの臭いが今は妙に優しくて あたしは更に泣きたくなった。 「傍に寄ってもいい?」 「いいよ」 あたしは頭だけ、怜さんの腕に寄り掛かった。 助手席から、できる限り怜さんに近付いた。