明かりが消えている硝子張りの鍵を開ける。 エステなんか、いらなかったのに、本当。 店まるごとなんか買ったせいで貯金が0。 ガチャッ 金属の音が夜の澄んだ空気のなかで浮き出る。 事務室に入ってテーブルを見たらセーラー服がぽつんと綺麗に折り畳まれと置いてあった。 それをとって店を出る。 入口付近の壁はほぼガラス張りだから、月明かりのおかげで電気をつけないでもうっすら制服のある場所がわかった。