「怜さん、タバコの自販機今あったよ。スーパーの前」
「マジ?今引き返す」
車をUターンさせてスーパーの駐車場に停める。
「零花のも買ってあげるから選んで?」
お金を入れながら言った。
「肌これ以上荒れると駄目だからタバコは吸えない」
「あぁ、わかった。紗英姫様は何吸ってたっけ?」
紗英さんが出してた空の箱の銘柄の名前を思い出す。
ぼやっと紗英さんが空箱を手にしてたときの映像が頭の隅に浮かぶ。
「ハイライトだったかな」
なんとか手に入れたタスポを財布から出して、自販機のカード挿入口に入れた。
「そういえば怜さんも未成年だっけ?」
「そうそう、でも22ってことにしといて」


