表から入ると人がいっぱいいるから あたしは日向の部屋に通じる裏口その1から入る。 日向の家は正面玄関のほかに裏口が沢山あるのだ。 いつもの扉から、少し薄暗い通路を通ると日向の部屋だ。 黒いガラスのオシャレなドアを開けると日向が寝てた。 「ひ〜な〜た〜っ」 耳元で叫んでみる。 「わっ」 「アハハ、やっほ〜」 「ん、ねみぃ。え、零花?」 「変?」 「変じゃねぇけど…大人っぽい」 「マジ?嬉しい〜」 大人っぽいって、なんか少し椎名未来に近付いた気がして、嬉しくて日向に抱きついてみた。