澪汰と話しながらノートを写して、 3限目と4限目だけ出て帰ることにした。 「澪汰、あたし帰るね、日向に会えないや。午後からバイト」 本当は三日間オーディションでろくに寝てないせいで 体力が限界だった。 今にも倒れそうだし、倒れたところ救急車なんか呼ばれたら大変だ。 疲労が原因だから芸能界辞めろなんて言われたら最悪。 「あぁ、分かった。」