出来るだけ理解しようと瑠菜の目を見る。
目を見れば瑠菜の脳内が分かるような気がした。
「怜毅、女好きだけど…本気で好きになったことないじゃん、誰かを」
しゅんとしながら、俺を睨みつける瑠菜は、本当、意味わかんない。
「だからこう、今まで周りにうじゃうじゃいた女とは違うタイプの女にクラ〜ってしちゃいそう」
「よくわかんねぇけど」
「微かに…岼の花の香りがする」
ため息混じりに、瑠菜は笑った。
「人にはさぁ…それぞれ色があるって、思わない?怜毅は闇と光の…混合色で、あたしは紫みたいに闇に飲み込まれたみたいな色」
「ふーん」
「この香水のコは…真っ白」


