パァン!!!!!





何かが割れるような音。

すると私を取り巻いていた真っ黒な景色が一瞬で明るくなった。



これは……



悪霊が造り出していた欲望で満たされた世界。

もしあの時、
私が帰りたいと願っていたら確実に悪霊に取り込まれていた。



『おのれ、よくも!!!』


よ〜し!!!


要はお札を一枚取り出した。



これで終わりよ、悪霊さん!!!!!





「悪霊退散!!!!!」





『うわぁぁぁぁ〜っっ!!!!!』