─仮面─偽りの微笑み


「美麗ちゃん?」



「なぁに?修一さん」



先に待っていた美麗と修一は、少し離れて皆の様子を眺めていた。



「美麗ちゃんのご両親って、凄く仲が良いし絵になる2人だよねー」



「…うん、あたしもそう思う…だって自慢の両親だもん!」



そう言って瞳を輝かせる美麗に、修一は優しい眼差しを注ぐ。



「俺達もさ…子供に"自慢だっ"て思って貰えるような夫婦になろうね!」



「うん!…って…修一さんっそれって…プロポーズみたーい♪」



修一は、クスクスと笑う美麗の耳元に唇を寄せた。



"プロポーズしたんだけど…だめだった?"


「………?!」



驚いた美麗だったが、大きく見開いた瞳のままゆっくりと首を横に振る。