ゆっくりと、ゆっくりと私の中に入ってくる京。



『痛っ‥』


『大丈夫、そのうち痛くなくなるから』



京はそう言ったケド、全く痛さは消えない。


いや、ってか、むしろ増えてる。



『痛い、痛いよ京』


『大丈夫だって』



京、男の子にはわからないこの痛さ。


死ぬかと思った、我慢できなかった。



『大丈夫‥じゃなぁぁぁい!!』



バン、と京の胸板を押して京を遠ざけた。