少しだけ痛さが軽くなる。 『ヤ、もうヤだ!!』 『え、ちょ吉野 お前さっきいいって‥』 『こんなに痛いと思わなかった!! 早く抜いて!!』 『ぬ‥抜いてとか言うなよ』 顔を真っ赤にしながらも涙目の私を見て京は言う通りにしてくれた。 『‥ッ、痛かった』 『ゴメン‥』 『本当だよ!!』 話と全く違う。 周りの子は少し痛いケド、すぐに気持ち良くなるって言ってたのに。 そんなのまるで嘘だった。