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琴女が昼休みから教室に戻ってこない。
サボり・・？んな訳ないか。
どこ行ったんだ？
「オサム！ちょっといい？」
教室の入り口で遼が真剣な顔で俺を呼ぶ。
「用があるならお前が来い・・」
「琴女ちゃんの事なんだけど・・」
ガタッッ！！
俺は、その名前を聞いて無意識に身体が反応した。
俺は遼の傍に寄る。
「どした？」
「今屋上にいったらさ、琴女ちゃんが全身ずぶ濡れで・・。
・・たぶん・・ってか、間違いなく近藤の仕業かな。」
「怪我はしてないのか？」
「うん、そういうのはなかったと思う。」
「そうか・・俺、行ってくるわ」
「琴女ちゃんのとこ？」
「あぁ。俺のせいだしな・・」
「あのさ、オサム。琴女ちゃん、もう彼女やらせるのやめたらどうかな？」
「は？なんで？」
「琴女ちゃん、元彼とより戻したらしんだよね。」
・・・元彼とよりを戻した・・？
だから、今日、俺を避けてたのか？
納得いかねぇ・・・
「オサム？」
「うっせーし！！」
俺は、屋上に向かった。
