-------- あたしは真田くんの手を握ったまま。 夢中で走ったから、どこに向かっているとか わからない・・。 気がつけば、大きな公園にいた。 ・・・あ、真田くんは・・? 真田くんは、あたしを呆然と見ていた。 「・・・真田くんごめん・・。 あたし夢中で・・」 真田くんはプッと笑ってあたしの手を ギュッと握った。 「琴女、走るのはえ~し♪」 「・・・・・・」 「なんか飲もうか♪待ってて!」 真田くんはそう言うと、近くのコンビニに向かった。