んなこと言ってる場合か!
早くしないと炎の海に巻き込まれる!!
「いいから!早く乗って!!!」
軽っ!って・・・
そんな場合か!!
「しっかりつかまって!!」
あの火はきっと家庭科室からだろう。
それか、技術室から・・・。
―ふゅ~~~~う―
風が強い・・・。
ドンドン天気悪くなってるし。
「すいません!この仔をお願いします!」
保健室の先生だ。
「あら・・・くぅちゃん!ご苦労様」
そんな場合じゃ・・・
あの人・・・
腕骨折したのかな・・・?
「だっ大丈夫ですか・・・?」
「・・・・・。」
え~!!ダンマリかよ!!
「せ・・・先輩・・・・。ありがとうございます!」
「あぁ。さっきの一年生か♪
足、大丈夫?・・・」
「おかげさまで♪」
「良かった~!!じゃあまたね♪」
「はい♪」
あ・・・・・。
手が・・・。
ダンマリ男こっちすっごい見てるし・・・。
「あれ・・・?
なっ何か手が・・・
あははははは・・・。
安心したのかな~・・
あははははは・・。」
「・・・・・。」
「どうでも良いですよね~。
あははははは・・・。」
空気悪っ!!
「犬?!」
犬が何!?
えっ・・・・・!?・・・・

