「え~、みんなも知ってるように、地震がありました。

で、震度5.7の地震でした。

安全が確保されるまで、もうしばらく校庭でお待ち下さい。」




震度5.7って!やばいじゃん!!




―ガタガタガタガタ。ガタガタガタガタ。―




さっきより強くなってる。




「「「「「きゃーーーーー!!」」」」」




―バタンッ―




―ドンッ―




―ガシャンッ―




外にあるものがドンドン倒れてく・・・




―パリンッ―




学校の窓が・・・割れた!!




「「「きゃーーーーー!!!!!」」」




その音のせいでみんなが余計にパニックになってるし。




「みんな落ち着いて!冷静に!」




先生・・・無理だよ。




みんな大パニックだよ。




「美紗代。落ち着いて!美紗代!!」




「くぅは怖くないの!?きゃー!!」




怖いよ・・・怖いに決まってるじゃん。




でも・・・




ここでパニクって死ぬより、冷静になって非難するべきだよ。





「みんな早く避難所に!!」




避難所?





小学校か!





「痛いよ~!助けて~!ううっ・・・」




あっ・・一年生の女の子・・・。




「大丈夫?・・・おんぶってってあげる。

早く乗って!」




「重いもん・・。」