まあ、それは同感だ。
「?・・・」
友達の美紗代がダンマリ男に気がついてニヤケはじめた。
「だーれ?そのカッコいい人~」
小声でからかってくる。
勘違いしてない?
「さあ~?」
知らない人。
「あの~!くぅとどういったご関係で?」
普通に聞く君は本物のバカだ。
「君のお友達?」
残念ながらそうです。
って言える訳ねぇ~。
「まあ・・・」
一応、友達です。的な~!!!!
「ふ~ん。俺、この子の保護者。」
って言って私の頭の上に手を置いて来た。
「保護者?くぅお母さんいるじゃん。」
うっわ!まじで遠慮ってもんがない。
「ふっ。君って遠慮ってもんが無いね。」
キッパリ言っちゃってる~。
ハッキリ言ってるあんたもすんっごいは~。
みんな美紗代に対して言いたい事いっぱいあっても
言わないんだよね~。
遠慮して~。
「あははははーー。」
笑い方棒読み~。
「雄山。
怪我。ねーの?」
その言い方まるで・・・
ねーの?=あって欲しい。
見たいな(笑
考えすぎな空ちゃんでした~!!
「うん。
鹿波は?」
「全然平気。」
「そう。」
本当は私、怪我してるんだな~。それが。
「嘘付いてんじゃねーよ。
おらよっと。」
ほぇぇぇええ!?
私、ダンマリ男にかつがれてます!!
「おろしてくださーいーーー!!」
―ツンツン―
「っ・・・・・」
痛い所バレてたか。
「強がんなっつったろ。」
そんなこと言われたっけ?
あ。言われたわ。うん。忘れてた!!

