――プルルルルッ リビングから電話の音がした。 でも、すぐに切れたからママが出たのかな 「あっ、音彩、これ持ってくれるか?」 「うん」 パパが持っていた荷物を両手で持つ。 「あははっ音彩、フラフラだって」 それを見て啓は肩を揺らして大笑い 「ぶぅーーうるさいなっもう!!」 そう言いながら微笑む。 ―――家族って・・・最高だよね