天涯孤独の....あたし。



この世には、もう誰とも血がつながってないんだ....。




「ねぇ...音彩。何で謝ったの?」


「・・・・えっ?」



いつもと変わらないママの瞳。



あたしのママになるって決めた時も・・・・このママの強い瞳で言ったのかな。



「だって...ひっく・・・ママともパパとも・・・お兄ちゃん・・とも...ひっく・・・誰とも血がつながってないのに・・・迷惑ばっかり・・かっ・・かけてたから」



嗚咽が混じって上手く話せない。



そんな、あたしの言葉をママは優しく聞いててくれた。