あの頃から・・・毎晩毎晩見るようになった。 “哀しい夢” 真っ暗な闇に覆われて、あたし一人だけ...ぽつんと取り残されるの。 上から聞こえてくる・・・声に、何度も何度も...叫んで返す。 どんどんどんどん・・あたしの心を浸食していく。 ―――入ってこないで ――――入ってこないで..... 大切なあたしの心に。 「――――いろ――――ねいろっ――――音彩!!!」 「・・・・っママ!?」 ぱっと目を覚ますと、ママの顔があった。 ママの顔には汗がびっしりとあって...。