マジで恋する10秒前!?


――ガチャンッ


大きな音にビックリして、後ろを振り向くと



――――そこには...今、一番会いたい人の姿があった。


「音彩!!」


その人は、大きく息を乱しながら、一直線にあたしのもとへ走りこんできた。



あぁ、優しいんだな...って


あたしは・・・



あたしは・・・こんな優しい人に恋をしたんだなって思ったよ。




なかなか気付けなくて、なかなか気付きたくなくて....





曖昧だったこの思いは・・・たった今、その人の姿を見て気付きました。