昨日の夜の事。 泣いて泣いて...泣き疲れて、そっと布団にくるもうとした時だった。 ――バタンッ またも扉の音がした。 その時は、また黒野かな~とか...そんな風に考えていたが 実際は 「・・・・パパッ!?」 暗闇の中から、ゆっくりゆっくりと近づいてくる人物...それがパパだった。 パパの表情は暗闇の中からでも読み取れるほど、鋭く落ち着いたようで...どこか怖さが漂っているように見えた。