プラトニック・ラブ





あんなのが現実なわけがない。


あたしの人生において、非日常だったのだ。



そうだそうだ。


なんて現実逃避。



あたしが起き上がらないことがつまらなかったのか、お母さんは静かに再び寝転がると話を続けた。




「お手伝いって何なの?」




何なの?何なの? と興味津々で、夜だと言うのにハイテンションになりながら訊いてくるお母さん。



話したくない。


すっごい話したくない。



だいたいお手伝いは言葉どおり、お手伝いするだけだってのに。


どうするかな…。