あたしの足は動かない。 「何もしないから」 「………」 「おいで」 負けた。 元から勝てるわけがなかった。 再び迅の隣に座る。 少しばかりさっきより距離があるのは気のせいだと思ってほしい。 ポンポンと頭を撫でられる。 もうどうしようもない。 好き。 「瑠璃」 「ん?」