「相変わらず元気なお母さんだね」 迅は笑いながらそう言う。 あたしはソロリソロリと迅へ振り返っては小さく笑う。 「お母さん酔っ払ってるみたい…ははは…」 いきなり何てこと言うんだろう。 恥ずかしいったりゃない。 〝瑠璃が高校を卒業したら嫁にください〟 迅を見た瞬間、お母さんの言葉が蘇ってきた。 「お母さんから聞いた?」 迅はソファに座り、振り返りながら言う。 「な…何を?」 ドキドキバクバクしながら聞き返す。 けれどもうきっと迅は分かっているんだろう。