プラトニック・ラブ





彼女は深谷が好きなのだろうか?


もしかしてもう既に付き合っている?


深谷があたしのことを好きだったことを知っているのだろうか?


それでいての怒りを露にしている?



もうあたしには深谷の事情なんて関係ないのに、いろいろと考えてしまった。




馬鹿みたい。


なんで〝寂しい〟なんて思って心が痛むんだろう?




きっとこれは懐いていた犬が別の人間に懐いてしまったときのような、そんな喪失感なんだと思うことにした。


それじゃないと、自分勝手すぎて嫌になる。



深谷は友達だ。


あたしのことを好きだと言った、深谷をフッたのはあたし。



あたしのことが好きだった深谷は、もうここにはいない。


…のかもしれない。