迅はあたしを見つめたまま、口を開こうとしない。
無理だと思ったあたしは、最後に1つ質問をした。
「迅は…あたしのこと好き…?」
それを言い終えた瞬間、急に眩暈がやってきた。
世界が歪み、目の前が真っ暗になる。
その瞬間体が軽くなり、気づいたときには体中に衝撃が走っていた。
「い、いてて…っ」
床に横倒れになったまま、頭をさする。
最悪だ、と。
思ったところでどうしようもない。
言ってしまった。
よくよく考えてみて、好きかと迅に聞くのではなく、好きだと告白して逃げれば良かったんじゃないかと思った。
逃げる元気が現段階のあたしにあるかどうかは別として、言い逃げというのもできたと思う。
もう遅いが。

