床に落ちていたもの。 机の上に置いてあったんだろうもの。 風に乗って床に落ちていたのは――――婚姻届。 なんで。 そんな疑問の言葉ばかりが脳内を駆け回る。 頭の中は真っ白。 言葉は口から出てこない。 どうして。 役所に出されていたものだとばかり思っていたから、こうしてこの場所にあることが驚きだ。 どうして。 思ってしまうのは1つ。 あたしとの関係は元からなかったのと同じなんじゃないか。 婚姻届は今、あたしの手元にある。 ということはあたしと迅は結婚してない。