【食べれたら食べてください】 たったそれだけの文字。 けれどそれがとてつもなく嬉しかった。 重い体を引きづるようにしてサイドの椅子に腰掛けて、そっとメモを手に取り文字を見つめる。 「…ありがとうございます」 迅のメモと同じく、敬語でこそっとお礼した。 メモを再び机の上に置いては、粥を見つめる。 「いただきます」 食べられないわけがない。 体中はダルイのに食欲はありそうだ。 息を吹きかけ冷ましては口の中に入れる。