プラトニック・ラブ




ケーキ。

クレープ。

ミニパフェ。

エトセトラ。



見たことのない現実がそこにある。


気を抜けば卒倒しそうになる。



う…。



信じられない光景に、ここにいる人間は本当はどこからか来た宇宙人なんじゃないかと思う。



本気で思う。


マジで思う。


マジ勘弁して…。



「…あたしの体はスイーツ向けじゃないんだよ」



そう言って逃げることにした。


ついでにチョコケーキは返しておいた。



ケーキを2個ほど平らげ、これはマズイと思い始めたときだった。


気づけば目の前の三山が死んでいた。


三山の皿にのっているのは2個のチーズケーキだったはずなのに、チョコケーキとショートケーキが2個ずつ、そしてクリームたっぷりのクレープがのっていた。



深谷の表情を見れば分かる。


無理やり食わされたんだな…。



机に突っ伏して低く呻く三山を、あたしは哀れな瞳で見つめた。



…ご愁傷様。