あたしは咄嗟に目を瞑った。
でも感じたのは―――…
「ふぇ…?」
あたしはパチリと目を開ける。
頬をにゅーっと左右に引っ張られていた。
迅は笑ったまま言う。
「俺が瑠璃に頼る? 笑わせんなよ」
「な…っ」
ムニムニと頬を摘んだまま離してくれない。
迅は面白そうにあたしの頬を弄ぶ。
あたしは眉を吊り上げ、強めに言う。
「本気で言ってるんだよ…!」
勘違いされたくない。
笑いに流されたくない。
本当だってことを伝えたい。
「ん?」
「迅の支えになりたいって思ったんだよ…!!」
ここで目を逸らしたら冗談だって思われると思ったから、顔が真っ赤になってるだろうことなんておかまいなしで見つめ続ける。

