繋がる手。
あたしは迅を直視できなくて、俯いたまま引かれるようについて行った。
久しぶりに髪を乾かしてもらった。
この前のように迅のもやりたかったのに、やらせてもらえなかったのは少し悔しい。
歯磨きをして寝る準備は万端。
あたし達は手を繋いだまま寝室へと向かう。
何だか少し変な気持ちになった。
迅は部屋に入ると小型冷蔵庫の中からペットボトルを2つ取り出し、1つをあたしに向けて投げてきた。
見事キャッチしたあたしはお礼というと蓋を開けた。
さっきまでそこにあったテレビは消えていた。
迅は飲みながらベットへと腰掛ける。
あたしは入り口前に固まったまま。
そんなあたしを見て迅は眉を上げると言った。
「何してる? 来いよ」
「あ…うん」
裸の男子が近くにいるってだけでやっぱりドキドキする。
ただでさえ迅といるだけでドキドキするっていうのに、裸は酷いんじゃないかと思う。

