プラトニック・ラブ





「………、」



チラッとブラを見て、やっぱりこれは迅の趣味なんだろうか…? なんて考えてやめた。



ある物を着ればいい。


それだけの話。



今日も用意されているネグリジェを目の前で広げて、両手で持ち上げてみる。



オレンジの、やっぱりスケスケのネグリジェ。


こんなのを見たことがないから、新品だと考えられる。



「んー…」



恥ずかしさは多少あるけど、来た日に比べれば随分慣れた。


ネグリジェをいいとは思えないけど、慣れてくると服みたいなゴワゴワ感がなくて寝やすいと思えるようになった。



でも恥ずかしい。


どうしてこんなスケスケなネグリジェなのに、こんなド派手な下着にするのか分からない。



やっぱり迅の趣味…?



こんなことをウジウジ考えていても始まらないから、あたしはネグリジェを着ると隅っこで体育座りをして迅を待つことにした。



本当は今すぐにでも誰かに触れたいと思うけど、ここは我慢、というか耐えなくてはいけない。


幼稚園児じゃあるまいし、いつまでも泣いてばかりいるのは性に合わない。