プラトニック・ラブ





驚いて出た言葉と同時に、あたしの首元に顔を埋めた迅。


直後、ピリッと電流みたいなものが首筋に走った。


ビクンッと体が跳ね上がる。



何が起きたのか分からなかったけど、首元にキスをされたというのは事実で―――…



「ギャ――ッ!!!!」



色気ゼロの叫び声を上げると勢いよく迅から離れる。


同時にテレビの中のゾンビ化した女の人が、



『ギャ――ッ!!!!』



あたしに負けないくらいの悲鳴を上げた。


ゾンビ化したその人間の悲鳴に、テレビをモロに見てしまったあたしは、



「ごめんなさ――いッ!!!!」



ゾンビに負けないくらいの声でそう叫ぶと、慌てて迅に飛びついた。



そんな1人で盛り上がってるあたしを見た迅は大爆笑。


あたしは笑えずに体をガタガタ震わせながら迅に引っ付く。


血だらけの生首を見てしまった衝撃は大きい。



ボロボロと尋常じゃないほど涙を零すあたし。


こんな姿はもう迅にしか見られたくないと心底思うあたしだった。