プラトニック・ラブ





「………っ!!」



本当に最悪。


こんなグロい映画を生み出した奴等を片っ端から殴り飛ばしたい。



〝見たくない〟


正直にそう言えば迅は見るのをやめてくれるだろうか。



いや、笑われて終わりそうだな。



でも…もう―――…




「………抱きついて…いい…?」




今にも消えそうな、もしかすると息しか出ていなかったくらいのか細い声しか出なかった。



でもちゃんと届いた。


言い終わったのと同時に抱き寄せられた。



「……っ」



溢れ出す。


感情が。


涙が。



何もかもが熱い体温と共に溢れ出し、流れ出す。



迅はあたしからテレビが見えないように、テレビに背中を向けさせた状態で抱きしめる。


言葉どおりにギュッと抱きしめてくれる。