――――…
いつの間にか時計の針は3時半をさしていた。
「腹へったー」
そう言う迅の後ろにくっついていく。
パフェには大好きなアイスがいくつものっている。
アイスが溶ける前に食べなくては勿体無い。
あたしたちはリビングのソファに向かい合わせで腰掛けると、迅はうどん、あたしはパフェを食べ始めた。
スプーンを下まで突っ込んでは、たくさんのものを一気にパクリと口に入れる。
幸せ以外の言葉が見つからない。
こんな豪華なパフェを食べたのは初めてだ。
ニコニコしながら幸せそうにパフェを口にするあたしを見た迅は、
「美味いのか?」
そう声をかけてきた。
だから冗談半分で、
「いる?」
なんて訊いたのに、
「いる」
なんて答えられたもんだから、思わず食べる手が止まってしまった。

