「………っ」
こうして涙となって体の中から流れ出てくる感情。
それを受け止めてくれる人がいると分かると、止まることなく溢れてくる。
「瑠璃ってば、甘えん坊なんだから」
よしよし、と後頭部を撫でる。
その手が温かくて余計に涙が出る。
子供でごめんね。
ガキでこめんね。
迅の方がいろいろ大変であたしが支えにならなきゃいけないのに、これじゃ逆になってしまっている。
ちゃんと支えになるように頑張るから…だから今だけは…。
「帰る?」
その言葉にフルフルと首を横に振る。
「じゃあ保健室行こう」
そう言うとその体勢のままあたしを抱き上げた。
こんな情けない姿を見られるのは絶対嫌だから、漏れる嗚咽を堪えた。
「…重くてごめんね」
あたしの言葉に迅は笑う。

